酒井宏樹「気弱さからブラジルに逃亡、克服して世界へ」

千葉県出身。183センチ、70キロ

柏→ハノーバー(ドイツ)→マルセイユ(フランス)

幼稚園からサッカーを始め、小学3年で柏の下部組織のチームに。天性のバネやバランス感覚に恵まれ、走るのも速かった。相手をなぎ倒してゴール前に飛び出していくこともあり、身体能力は高く評価されていた。

中学2年の夏、イギリスで開かれた世界大会でパリのクラブチームと対戦。大柄で身体能力の高い黒人選手と対峙(ルビ:たいじ)し、自分が全く叶わない現実を知ったことが大きな刺激になった。同じ頃、右サイドバックにコンバートされると頭角を現した。

高校3年でJ1に出場するトップチームに昇格したが、気弱な性格で自信をもって個性を押し出すことができず、「僕にとっては逃亡でした」という1年間のブラジル留学に出た。メンタル面が強くなって帰国すると、その後はJ1制覇に貢献。2012年ロンドン五輪代表に選ばれ、4強を達成した。さらに活躍の場をドイツ、フランスのリーグへ移し、世界トップクラスのアタッカーと対峙して守備力を向上させた。常に謙虚で礼儀正しく、メディアへの対応も丁寧だ。

14年W杯ブラジル大会ではピッチに立てず、「『負けたことが悔しい』とすら思えなかったことが悔しかった」と雪辱を誓う。

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