ワールドカップにめっぽう強い男~ミュラー

3大会連続の活躍を期すミュラー=ロイター

[W杯のスター]鋭い嗅覚 大舞台で発揮 ドイツFW ミュラー(28)

ワールドカップ(W杯)にめっぽう強い。20歳で初出場した2010年南アフリカ大会で5得点を挙げて史上最年少得点王に輝くと、前回ブラジル大会でも5ゴールを決め、優勝に貢献した。W杯通算10得点は、アルゼンチン代表のメッシ(5得点)や、ポルトガル代表ロナルド(3得点)を上回る。

1メートル86、75キロ。ずば抜けたスピードや卓越した技術があるわけではないが、マークを外し、味方のパスを引き出す巧みな動きが真骨頂。ボールがこぼれてくる場所が分かっているかのように、ゴールへの嗅覚は鋭い。最前線やサイドなど複数のポジションをこなし、戦術理解度の高さも魅力だ。ドイツ誌キッカーによれば、レーウ監督も「いつでも、ここぞという場面でゴールを決めてくれる」と厚い信頼を寄せている。

下部組織からバイエルン・ミュンヘン一筋で、今年1月にはドイツ1部リーグ通算100得点を達成。今季はリーグ最多の14アシストを記録し、チャンスメーカーとしての力も示した。W杯通算得点の歴代最多は母国代表の先輩、クローゼの16ゴール。ミュラーがその記録に迫れば、ドイツの連覇も近づくはずだ。(藤基泰寛)

 

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