控え組にアピールのチャンス「持てる力出す」

【ゼーフェルト(オーストリア)=藤基泰寛】サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場する日本代表は、4月に就任した西野監督のもと、急ピッチでチーム作りを進めている。開幕までに予定している強化試合は、8日(日本時間9日)のスイス戦と12日のパラグアイ戦。指揮官は「(2試合で)全員を起用する」と明言しており、控え選手にとってはアピールのチャンスだ。

練習に励む昌子=(稲垣政則撮影)

4日、オーストリア・ゼーフェルトでの事前合宿で行われたミニゲーム。主力組に入ったDF昌子(鹿島)は雨の中、声を張り上げて周囲に指示を出し、ボールをはね返した。「一番大きな声を出すことがアピール」。GK東口(G大阪)も果敢な飛び出しでシュートを止め、「持てる力を全て出す」と意欲的だ。

2人とも西野監督の初陣となった5月30日のガーナ戦では出番なし。残る強化試合にかける思いは強い。

西野監督は「結束する強さ」を強調し、一体感を重視する。選手たちからも「競争より協調」という声が聞こえてくるが、競争が組織を活性化させるのも事実。ギラギラとしたレギュラー争いがなければ、世界で戦えるチームは完成しない。

合宿で気を吐く東口=(稲垣政則撮影)

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