コロンビアを分析~ロドリゲスを止めろ

◆コロンビアの万能司令塔

サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本がグループリーグH組で対戦するコロンビア、セネガル、ポーランドは、いずれも世界トップクラスの名手を擁している。データスタジアム社による各大陸予選の分析から、その実力を読み解く。まずは日本時間19日午後9時からの初戦で当たるコロンビアのエース、MFロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン)。

18試合の長丁場である南米予選で、前回W杯得点王(6得点)の26歳は13試合に出場した。6得点、4アシストと10点に絡み、シュート46本、ラストパス(シュートに直接つながるパス)は28本、クロス35本。チャンスにかかわる数値は、いずれもチーム最高だった。

パスを受けた数599、ドリブル53回も1位で、南米予選4位となったチームで担う役割の大きさは容易に分かる。パス出しをした地点はやや右寄りからが多いが、アシストの位置は左右に分かれ、自陣からのラストパスも3本と自由自在の万能型といえる。ロドリゲスへパスを送った数は、MFのC・サンチェスが最多の72回で、ホットラインを分断できるかも、日本にとっては重要になりそうだ。

FWファルカオは予選8試合出場2得点にとどまったが、出た試合で相手陣内で行った空中戦数はトップの35回を記録した。一方、チームがセットプレー以外で喫した計9失点はいずれも、ボールを失って20秒以内で、速攻にもろさを見せる傾向がうかがえる。(平地一紀)

◆19日午後9時対戦 敵将「大会の鍵」

ペケルマン監督は、日本とのW杯初戦を「大会の鍵になる。アジアでは飛び抜けた力がある相手だが、自信を持って準備したい」と語る。前回W杯では、2連勝で迎えた試合で主力の多くを休ませたが、今回はベストの布陣で臨む考えだ。

強化試合ではロドリゲス、ファルカオの両看板を軸に様々な攻撃の組み合わせを試した。3月にはフランス相手に2点差からの逆転勝利。今月1日のエジプト戦は0―0だったが、指揮官は「前回W杯でも選択肢を多く持つことは有益だった。競争力を高め、チームを改善していく」と話した。攻撃陣は多士済々なだけに、最善の形を模索する。

ロドリゲスはエジプト戦で何度もチャンスに絡み、「W杯に向けて僕は今、落ち着いている」。心技体の充実ぶりがうかがえる。(風間徹也)

※集計はデータスタジアム社独自のため、試合の公式記録と違う場合もあります

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