ポーランドを分析~ゴール前の支配者レバンドフスキ

サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本がグループリーグH組最終戦で当たるポーランドには、世界トップクラスのFWと言えるレバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)がいる。データスタジアム社による欧州予選の分析でも、チーム得点の6割近くを挙げた実力は明らか。日本にとっても、日本時間28日午後11時から行われる試合で、どう抑えるかが最大の焦点となる。

レバンドフスキ 10戦16発

身長1メートル85、79キロと大柄な29歳は、予選E組の10試合でチーム計28得点(うちオウンゴール2)のうち16点を挙げた。シュート数41は2位選手を20も上回り、決定率39・0%も突出した数字だ。

FKを決めた2点、PK6点を除いた8得点は全て、ペナルティーエリア内で決めており、35度ものファウルを受けながら屈しない力強さがある。利き足の右が5点を占め、頭は2点、左足が1点となっている。

彼のシュートにつながったラストパスの出し手は、MFグロシツキが4本、DFイエンジェイチクが2本と、予選で左サイドを担った選手が目立ったが、右MFのブワシュチコフスキも2本を送っている。

レバンドフスキ自身も代表全体でラストパス数はトップ(14本)と、チャンスメイクでも有能なのは明らか。ただ、チームの傾向として1試合平均1・4失点はH組4チームで最多(日本は0・7)で、計14失点のうち11点が後半に集中している。日本は粘り強く勝機を探る戦い方が必要になりそうだ。(平地一紀)

控え 実力差大きく

ナバウカ監督は主将も務めるレバンドフスキについて「どんなに称賛しても、称賛し過ぎることがない特別な存在。彼がいるとチームは団結し、精神的に強くなれる」と全幅の信頼を置く。

逆に言えば、エースが抜けるとチームはガラリと変わる。

3月に行った強化試合では、レバンドフスキをベンチへ下げた後半、韓国にペースを握られて2失点。3―2で勝ったが、もろさを露呈したチームに、レバンドフスキは「ボールに食らいつけず、落ち着きがなく、相手のペースにのまれていた。日本の選手はもっと機敏だろう。気をつけなければ」と語った。

1974、82年の2大会でW杯3位となった古豪だが、現状はレギュラーと控えとの実力差が大きいのが課題。世界ランキング8位とはいえ、簡単にグループリーグを突破できるとはチームの誰一人として思っていないだろう。(風間徹也)

 

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