日本代表、20年の総決算

日本代表にとって、W杯までの4年間に監督が2度も交代するのは、1998年大会の初出場以来、初めて。開幕を約2か月後に控えた4月から指揮を執る西野朗(あきら)監督は「日本らしいサッカー」を掲げ、2大会ぶりのグループリーグ突破を目指す。

練習で選手に指示を出す西野監督(中央)

昨年9月までのアジア最終予選では、けが人が相次いだり、主力が所属クラブで出場機会を失ったりする問題に悩まされた。激闘を勝ち抜けたのは、ハリルホジッチ前監督の采配によるところが大きい。約3年間の在任中、球際の攻防で上回る重要性を「デュエル」という言葉で広め、堅守をベースに手数をかけない速攻の鋭さを追求してきた。

西野監督は、前監督のスタイルを継承しつつ、さらに「日本らしさ」を加える考えだ。「必要なことはベースとして継続しながら、技術力や規律、組織力を生かした戦い方を構築したい」と、就任時に打ち出した。

6度目のW杯。8年前の南アフリカでの躍進や、4年前にブラジルで味わった失意を知るベテラン勢も多い。今回、緊急事態とも言える状況を、経験値で乗り越えようと指揮官は描く。雪辱を誓った4年間の歩みとともに、W杯初出場から20年という月日をかけて蓄えた日本の総力が、ロシアで試されることになる。

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