西野J初勝利~逆転勝利4年ぶり

前半、相手選手にプレスをかける岡崎(右端)、武藤(左端)ら=三浦邦彦撮影

【インスブルック(オーストリア)=青柳庸介】W杯ロシア大会に出場する日本代表は12日、オーストリアのインスブルックで行われた強化試合でパラグアイ代表を4―2で破り、西野監督就任後3試合目で初勝利を飾った。弾みをつける後半4得点とともに、相手ボールを奪うプレスに一体感が芽生えたことが、停滞していたチームにとって光明になりそうだ。

「話し合って整理したことを表現できた」。FW岡崎(レスター)は充実感をにじませた。8日のスイス戦から先発10人が入れ替わり、FW武藤(マインツ)、MF香川(ドルトムント)らと泥臭くプレスに走った。奪えなくても、相手の逃げ道を狭める。ロングボールで展開されると、一斉に引くメリハリもあった。

スイス戦では2列目の寄せが鈍く、1トップの大迫(ブレーメン)が孤立したが、岡崎は「日頃から(プレスを)やっている選手が並び、やりやすかった」。武藤も「球際に行き、切り替えを素早くできた。一人でも疑問を持つ選手がいれば、うまくいかない」と、日本の生命線であることを改めて痛感したようだ。

問題はW杯初戦で強豪のコロンビアに通用するかだ。パラグアイはW杯に出場できず、若手で再出発する段階にあり、「球を(ドリブルで)持ち上がれる選手もいなかったし、嫌なプレーもなかった」(岡崎)。その相手に32分、ロングスローへの対応が遅れて先制される反省点も残した。

コロンビアに先手を取られれば、苦しさは比べものにならない。「一つのベースができたから、あとはコロンビアを分析することが必要」と岡崎。ロシアに収穫を持ち込み、19日の決戦まで徹底的に磨く。

51分、同点ゴールを決めた乾(左)に笑顔で声をかける西野監督=稲垣政則撮影

◆4年ぶりの逆転勝利

日本代表が先制されてから逆転したのは、W杯ブラジル大会直前の2014年6月、米国で行ったザンビア戦以来。2点を先行されながら、MF本田(当時はACミラン)の2ゴールなどで4―3と点の取り合いを制した。

日本・西野監督「岡崎と香川が最初の守備の入り、プレスのタイミングが良かった。守備から(攻撃へ)の切り替えも修正できた。ステップアップを感じている。わずか、わずか、わずかという中で、チームが良くなっている」

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