引くイラン、様々な工夫でこじ開けたスペイン


54分、ゴールを決めて喜ぶディエゴコスタ(右から2人目)=宇那木健一撮影

54分、ゴールを決めて喜ぶディエゴコスタ(右から2人目)=宇那木健一撮影

スペインが苦しみながらも勝って、ポルトガルとB組首位で並んだ。初戦に勝利したイランは前半から、時に全員が自陣で守る引き分け狙いの布陣。「あれだけ引かれると、スペースがない」とイエロ監督は嘆いたが、そこは技術力に定評のあるチームだけに、様々な工夫でこじ開けに出た。

右サイドのバスケスがタッチライン際まで開き、ピッチの幅を広く使ってボールを回すと、左ではイスコらがドリブルを仕掛ける。ゴール前への斜めの走り込みも多く試みた。ボール保持率は68%に上った。

ようやくゴールが生まれたのは54分。縦パスを、ディエゴコスタがゴールに背を向けた状態からターンしながら受けようとしたところに、イランDFがタックル。これがディエゴコスタの足に当たってそのままゴールインした。やや幸運だったが、ポルトガル戦での2得点に続き、今大会3点目となるゴールが決勝点となった。

前回ブラジル大会は無得点に終わり、グループリーグ敗退の一因ともされたディエゴコスタだが、今回は好調を維持。次戦は、既に敗退が決まったモロッコが相手で、2大会ぶりの16強入りへ視界は開けてきた。(川島健司)

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