コロンビア戦分析~大迫、原口、乾が奮迅

サッカーの世界も、プレーのデータ収集、分析が進んでいる。データスタジアム社の集計などを基に、様々な数値、情報から出場各チームの戦いぶり、スター選手のプレーの深みを読み解く。

南米の強豪コロンビアを2―1で破った19日のH組初戦で、日本の戦いぶりからは前線を担った大迫、原口(ハノーバー)、乾(ベティス)がそれぞれ持ち味を存分に発揮したことが浮かび上がった。

右の原口は、獅子奮迅の運動量。タックルした9回、相手のパスやシュートを至近距離で阻んだブロック4回はいずれも両チームを通じて最多の数字を残し、タックルのうち6回で相手ボールを奪取した。国際サッカー連盟(FIFA)の集計で走行距離約10・16キロは長友(ガラタサライ)に次ぐチーム2位で、コロンビア封じに貢献したのがうかがえる。

左の乾はチャンスメーカーとして切り込み役を担った。ドリブル(独力で相手選手をかわすこと)3回、ファウルを受けた回数5、スルーパス6回は、いずれもチーム1位。ファウルを受けたのはほとんどが自陣内だったが、前線では相手のスキをうかがってチーム2位のシュート3本を放った。

決勝点を頭で決めた大迫は、両チーム最多のシュート5本、うち3本をゴール枠内に放ってFWとしての本分を全うした。85分間のプレーながら空中戦を挑んだ回数6、空中戦を制した回数5も両チームを通じてトップタイ。世界を相手にしても競り負けない力強さで前線の起点となった。

チームとしては、後半のボール支配率が65%に達した。90分間で相手ペナルティーエリアに進入した回数も15回と、コロンビアより5回多く、開始直後に相手が退場者を出した有利な状況を生かして優勢に試合を進めた。(平地一紀)

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