セットプレーからの失点防げ~日本代表の課題

初戦でコロンビアに競り勝った日本代表が24日(日本時間25日午前0時)のセネガル戦に向けて、本格的に調整を始めた。MF香川(ドルトムント)のPKや、CKに頭で合わせたFW大迫(ブレーメン)の決勝ゴールで勝利した試合で、課題としてクローズアップされたのがセットプレーからの失点。2大会ぶりの決勝トーナメント進出へ、大きなポイントになりそうだ。

コロンビア戦、FKで同点に追いつかれ、肩を落とす(左から)昌子、乾、川島、長谷部、長友、大迫=宇那木健一撮影

第2節で、日本がセネガルを破り、その後に行われる試合でコロンビアがポーランドに勝つか引き分ければ、日本のH組2位以内と決勝トーナメント進出が決まる。日本とポーランドが勝てば、最終節の結果次第で日本とポーランド、セネガルの得失点差の争いとなる可能性があるだけに失点は避けなければならない。

コロンビア戦の39分。ペナルティーエリア付近で日本がファウルを取られFKを与えた。MF長谷部(フランクフルト)やDF吉田(サウサンプトン)ら4人で作った壁は、ジャンプして相手の地をはうようなシュートに足元を抜かれ、ゴールを割られた。西野監督就任後の日本は、ガーナ、スイス、パラグアイとの強化試合を含め、4試合全てセットプレーから得点を許している。吉田は「FKからの失点は修正しないといけない」と語気を強めた。

この失点は日本のミスが原因だった。試合前のミーティングでコロンビアのキッカーを分析。FKで壁を作った場合、高く跳ぶ必要はなく、つま先立ちして防ぐと確認していたという。しかし、初戦の緊張とスタジアムの盛り上がりもあり、規律を徹底しきれなかった。

セネガルは必ずしもセットプレーを武器にするタイプではないが、跳躍力に優れヘディングに強い長身選手が多く、CKやFKの空中戦は日本の脅威になりかねない。最終節で対戦するポーランドFWレバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)は、欧州予選ではセットプレーで得点を重ねてきた。

GK川島(メス)は「セットプレーについては壁のことだけでなく、いろいろと話し合った。それをどれだけ徹底できるか、自分たちに委ねられている」と選手の自覚を促した。自陣ゴール前での反則や規律の不徹底も、命取りになりかねない。(崎田良介)

ポーランドに要注意

日本が苦手とするセットプレーの守備では、特に最終節で対戦するポーランドには注意が必要だ。

データスタジアム社の集計によると、ポーランドは欧州予選10試合での計28ゴール中、セットプレーから決まったものが13点と半分近くを占める。いずれもエースFWレバンドフスキが決めた6PK、2FK以外では、CKとFKを起点に2点ずつを挙げ、スローインからつなげたゴールも1点あった。

日本は、CKやFKへの対処に加え、ゴール周辺でファウルを取られないことにも留意したい。

一方、第2戦で対戦するセネガルは、アフリカ最終予選6試合での計10ゴールのうち、セットプレーによる得点は、CKを起点とする1点のみ。7点がボール奪取から決まり、奪ってからの平均所要時間は8秒と、速攻型のチームと言える。

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