ゴール遠く、誰も予想しなかったドイツの最後

韓国に歴史的な勝利を献上すると、ドイツの選手らは、ピッチにぼうぜんと立ちつくした。前回大会優勝国で、今回も優勝候補に挙げられていた強豪のグループリーグ敗退に、カザンのスタジアムは異様な雰囲気に包まれた。

まさかの黒星スタートとなり、1勝1敗で迎えた第3戦。「明快な結果をつかまないといけない」と、レーウ監督が意気込んでいたが、その意気込みが空回りしたのか、ゴールは遠かった。

序盤から攻め立て、前半のボール支配率は7割超。背番号10を付ける司令塔のエジルやロイスら、ボールを扱う技術に優れた選手らがポジションを入れ替えながらゴール前まで迫ったが、決定機はなかなか生まれない。

前半を折り返しても、流れは変わらず。パワープレーが得意なベテランFWのゴメス、W杯にめっぽう強いMFミュラーを投入して圧力を強めたが、ゴールを最後まで割れなかった。

身体的な強さを生かしたサッカーに、スペイン流のパス回しをブレンドさせて世界一を極めてから4年。連覇を目指した強国の歩みが、誰もが予想しなかった形で終わりを迎えた。(崎田良介)

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