隙ばかり目立ったドイツ、守備の意識がおろそか


後半ロスタイムの先制点に沸く韓国選手の前で、がくぜんとするドイツのエジル〈10〉=ロイター

後半ロスタイムの先制点に沸く韓国選手の前で、がくぜんとするドイツのエジル〈10〉=ロイター

前回大会王者・ドイツのW杯連覇の夢は、あっけなくついえた。格下の韓国に2失点の完敗。4年前に発揮した圧倒的な強さの面影はなく、今大会は隙の多さばかりが目立った。

ともに勝利が欲しい試合で、絶対に与えてはいけない先制点。それなのに、ドイツは攻め続ける一方で、守備の意識が常におろそかだった。何度も韓国のカウンターをまともに受け、相手のミスに助けられていたものの、いつ失点してもおかしくはなかった。

不安が現実となったのが後半ロスタイム。CKのこぼれ球に反応できず、金英権(キムヨングォン)に押し込まれた。副審の旗が揚がり、オフサイドで難を逃れたかに思われたが、「ビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)」でゴールの判定。残りわずかの時間で捨て身の攻撃を仕掛けるしかなく、あえなくカウンターで2点目を奪われた。

初戦のメキシコ戦と2戦目のスウェーデン戦も、いずれも先制点を与える苦しい展開で、盤石の試合運びからはほど遠かった。これで前回大会の覇者がグループリーグで敗退するのは、2010年大会のイタリア、2014年大会のスペインに続き3大会連続。AP通信によると、守護神のノイアーは「ドイツサッカーにとって、暗黒の日だ」と語った。世界ランキング1位のドイツも、ジンクスを破れなかった。(崎田良介)

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