原口は「パスがずれると罵声浴びせた」…コーチ


原口選手への指導について思い出を語る池田さん(6月7日、さいたま市浦和区で)

原口選手への指導について思い出を語る池田さん(6月7日、さいたま市浦和区で)

W杯のセネガル戦で相手と競り合う原口選手(左)(6月24日、ロシア・エカテリンブルクで)=三浦邦彦撮影

W杯のセネガル戦で相手と競り合う原口選手(左)(6月24日、ロシア・エカテリンブルクで)=三浦邦彦撮影

サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表として活躍するMF原口元気選手(27)(埼玉県熊谷市出身)は、浦和レッズのジュニアユース、ユース出身者で初めてW杯出場を果たした選手だ。コーチとして中学2年の時から原口選手を指導した池田伸康さん(48)(現レッズコーチ)が、当時の思い出や決勝トーナメントに向けての期待を語った。

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同世代で群を抜いてうまかったが、完璧を求め過ぎていた。味方のパスがずれると足を伸ばさず、罵声を浴びせる態度に、伸び悩むのではと危機感を覚えた。「仲間とサッカーをやらないと、君はもっと輝けないよ」と言って、あいさつなど生活態度ばかり指導していた。後に「親以上によく言ってくれた」と感謝されたが、真っすぐぶつかるやり方が、彼には合っていたようだ。

ドイツのクラブに渡った後、自分が思い通りにできない時に何が必要か、整理できる選手へと成長した。昔は「誰よりも点を取る」と言っていたが、最近は「誰よりも走り、クラブから愛される選手になる」と変わり、守備でとても走るようになった。

W杯でも継続してチームのために戦っていると思う。レッズユースの後輩たちも憧れている。次戦も今まで以上に走ってチームで一番輝き、その背中を子どもたちに見せてほしい。

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