ベルギーを分析~FWルカクはシュート4本で4ゴール

グループリーグG組で3戦全勝のベルギーには、世界トップクラスのFWが2人もいる。ともにイングランド・プレミアリーグの強豪で主力を担うルカク(25)とE・アザール(27)。2人の持ち味をデータスタジアム社による3試合の集計で浮き彫りにする。

4ゴールで大会得点ランキング2位タイ(29日現在)のルカクの決定率は実に100%。相手GKの肩口を通すチップシュートなど、シュート4本の全てがゴールネットを揺らしている。左足で2点、右足、頭が1点ずつとバランスもいい。

身長1メートル90のどっしりとした体格で、相手陣内で競った空中戦9回のうち7回を制している。パワー型かと思えば、3―0で快勝した初戦のパナマ戦、国際サッカー連盟(FIFA)の集計で記録した時速32・8キロは両チーム通じて最速。昨年11月にホームで行った日本との親善試合では、日本DFのマークを外して頭で決勝点を挙げる抜け目なさもあり、日本にとって最も注意が必要な万能型だ。

身長1メートル73のE・アザールは切れ味の鋭さとシュートの巧みさを併せ持つ。ドリブル(相手をかわすこと)10回は、左MFを定位置とするカラスコに次ぐチーム2位で、シュート8本はトップ。5―2で快勝した第2戦のチュニジア戦で、ドリブルで獲得したPKを自ら右足で決めた先制点、ロングパスで抜け出してGKをかわし、左足での4点目と2ゴールを挙げた。

ファウルを受けた数もトップの10回で、対戦相手の警戒ぶりが表れている。厳しいマークをかいくぐって送り、シュートにつながったラストパスは6本。中距離パスでゲームメイクするMFデブルイネに次ぐ2位で、味方の生かし方も心得ている。(平地一紀)

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