アジア最終予選で最終戦飾れず~酷暑で1点が遠く

【ジッダ(サウジアラビア)=青柳庸介】サッカー・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、B組1位で本大会出場を決めている日本は5日、サウジアラビアに0―1とアウェーのジッダで敗れた。1998年大会の初出場以来、日本が最終予選で2敗したのは初。サウジが得失点差で豪州を上回って2位となり、A組2位の韓国とともにW杯切符をつかんだ。サウジは3大会ぶり5度目、韓国は9大会連続10度目の出場。両組の3位となった豪州とシリアは10月、大陸間プレーオフ出場を懸けて対戦する。

サウジアラビア戦でシュートを放つ岡崎慎司

▽グループリーグB組

サウジアラビア 1(0―0 1―0)0 日本

【得点】(サ)F・ムワラド(63分)

【交代】(日)浅野(シュツットガルト)=46分本田、杉本(C大阪)=67分岡崎、久保(ヘント)=80分柴崎(サ)F・ムワラド=46分サハラウィ、M・ハウサウィ=76分O・ハウサウィ、ドサリ=86分ハルビ

【警告】(日)吉田(サ)F・ムワラド

 

先制されたのも、無得点に終わったのも、日本にとっては最終予選10戦目で初めて。観客6万人を超える酷暑のアウェーで散々な締めくくりとなったが、ハリルホジッチ監督は「このチームにはまだまだ伸びしろがある」と前向きだった。

若手を活用してW杯切符をつかんだ指揮官は、柴崎を約2年ぶりに先発起用した。「自分が使われるとしたら点が欲しい状況。求められるプレーを見せたい」と語っていた25歳は、CKから岡崎がヘディングシュートを放った後半の場面などセットプレーの精度は見せたが、流れの中では連係不足も露呈し、「もっと(周りと)コミュニケーションをとって(意思を)すり合わせないと」と反省した。

1点を追う後半には24歳の杉本を投入。1メートル87の高さを生かして最前線でボールキープを図ったが、屈強なサウジアラビア守備陣にはね返された。苦い代表デビュー戦に「自分の物足りなさに気付いた」。

しかし、辛口が常の指揮官は「いいプレーを見せてくれた。勝利に限りなく近かった」と、本大会に向けた第一歩を評した。見つかった課題が糧となり、戦力の底上げにつながれば、敗戦にも意味がある。(藤基泰寛)

井手口「アウェーの雰囲気は楽しいというか、嫌いじゃなかった。(W杯に向けて)守備でも攻撃でも、もっとやれるようにしたい」

◆決定機 決めきれず

日本・ハリルホジッチ監督「多くの決定機は作れたが、フィニッシュのところが欠けていた。豪州戦(8月31日)からの短い期間で、もう一度高いモチベーション(意欲)を再現するのは難しかったかもしれない」

サウジアラビア・ファンマルウェイク監督「アンビリーバブル(信じられない)な夜だ。1―0で心臓によくない試合だったが、約6万人の前でW杯出場を決められてよかった」

<<
ニュース一覧へ戻る
>>