ベルギー、10秒で決勝点~紙一重ではない1点差

最後にベルギーが約10秒で日本ゴールを射抜いたカウンター。疲れているはずのデブルイネは、自陣からドリブルで一気に突き進んだ。「仕事をしただけ。やれることを尽くせば結果は手繰り寄せられる」。必然とばかりに、さらりと言った。

ベルギーの決勝点

序盤は一見、スローペース。しかし、ゴールに近づくほどスピードを上げる緩急を使い分けた。日本が的確に守備の網を張っても、ひとたびギアを上げると、日本の陣形を大きく揺さぶった。

2点のリードを許しても、司令塔のE・アザールは「1点を返せば逆転できると思っていた。試合の流れを変えられる選手もいる」と、自信があったそうだ。デブルイネも「僕らには勝つだけの決定機があり、日本には追加点を決めるチャンスはなかった」と冷静に見ていた。

自信と、それを裏付けるプレー。高さとパワーに切り替えた交代策に、選手層の違いも浮かぶ。スコアは1点差。しかし、紙一重ではない。それを日本が埋める難しさを、ベルギーは教えてくれた。(青柳庸介)

■ルカクは止めたが…

前半、自陣ゴール前でルカク(中央)と激しく競り合う吉田(右)と長谷部(左)=稲垣政則撮影

日本は前半からベルギーの猛攻にさらされたが、吉田や昌子らを中心に守備陣が粘り強く耐えた。

グループリーグで4得点のルカクに対しては、DF陣が体を投げ出してシュートをブロック。E・アザールのドリブル突破も懸命に防ぎ、相手のエース2人を無得点に封じた。それだけに、リードを奪った後の3失点が悔やまれる。

川島は「2―0でいけると思ったが、相手はそこからフィジカル面を含めて押し込める強さがあった」とうつむいた。

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