「ミックの呪い」またしても? イングランド準決勝敗退で

ロック音楽の生きる伝説、ミック・ジャガー氏が11日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会準決勝のイングランド対クロアチア戦をスタジアムで観戦した。大のサッカーファンとしても有名な74歳は、母国イングランドを観客席で応援したが、延長の末、逆転負けに終わった。「ミックが観戦し応援したチームが負ける」事態は、これで3大会連続で起きたことになる。

W杯準決勝、クロアチアーイングランドを試合会場で観戦するミック・ジャガー氏(ロイター)

W杯で「ミックの呪い」という言葉がささやかれるようになったのは、イギリスの大衆紙「サン」などによると、2010年南アフリカ大会から。この大会ではアメリカ、ブラジル、そしてイングランドにスタンドから声援を送ったが、3試合ともごひいきのチームが敗退した。

◆「1点目は俺のせいかも。あとの6点は知ったことじゃない」

4年後のブラジル大会で、このジンクスの信憑(ぴょう)性はさらに深まった。応援に駆けつけるのを待たずに母国は敗退していたが、開催国が登場した準決勝のスタンドに姿を見せた。カナリア色のユニホームを着た19歳の息子と並んで観戦した試合は、ブラジルが1-7でドイツに打ち砕かれ、開催地の名をとって「ミネイロンの惨劇」と呼ばれている。ブラジルのサポーターから「もう見に来ないでほしい」という逆恨みの声が上がると、鮮やかなユーモアで切り返した。「1点目は俺のせいかもしれないな。だけど、ほかの6点は知ったことじゃない」

今大会は、ローリング・ストーンズのツアー日程を調整し、前日のフランス対ベルギー戦もスタジアムで観戦した。イングランド戦のキックオフ前には、ツイッターに「C’mon England」と投稿し、手をたたく動画も寄せていた。ジンクスが知れ渡っていることもあり、テレビの国際映像にも客席での姿は映し出された。

試合後に「(I Can’t Get No)サティスファクション=満足できないぜ=」と、痛切なシャウトを響かせたのかどうか――。(読売新聞メディア局編集部)

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