なるか「選手でV、監督でもV」…デシャン氏

 選手時代に続き、監督としてもW杯制覇を狙うデシャン監督=三浦邦彦撮影
選手時代に続き、監督としてもW杯制覇を狙うデシャン監督=三浦邦彦撮影
 98年W杯優勝をシラク大統領(左)と共に喜ぶデシャン主将(中央)=ロイター
98年W杯優勝をシラク大統領(左)と共に喜ぶデシャン主将(中央)=ロイター

フランスとクロアチアが対戦するサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会決勝は、15日午後6時(日本時間16日午前0時)から、モスクワのルジニキ競技場で行われる。フランスを率いるデシャン監督は、自国開催の1998年大会で初優勝した時の主将で、15日に勝てば選手、監督の両方でW杯優勝を経験する。これは、過去に2人しか達成していない快挙だ。

1人目はブラジルのザガロ氏。現役時代に58年、62年大会を連覇。監督として70年大会を制し、初めて選手、監督としてW杯で優勝した。監督に復帰して臨んだ98年大会は決勝でフランスに敗れ、準優勝だった。

「皇帝」と呼ばれた西独(当時)のベッケンバウアー氏が2人目だ。自国開催の74年大会で主将として優勝。クライフが中心選手だったオランダとの決勝は、今も語り継がれる名勝負だ。監督として2度目のW杯に臨んだ90年大会で、母国を16年ぶりの優勝に導いた。

49歳のデシャン監督は、現役時代はボランチ。強烈なリーダーシップでフランス代表を引っ張った。98年W杯で優勝を果たすと、2000年の欧州選手権でも頂点に立ち、フランスは史上初めてW杯と欧州選手権を続けて制したチームに。クラブでも、マルセイユ(仏)とユベントス(イタリア)で欧州王者となった。

ただ、監督としてはタイトルには恵まれていない。04年にモナコ(仏)でチャンピオンズリーグ準優勝、12年から指揮を執るフランス代表でも16年欧州選手権で準優勝と、一歩手前で逃した。「(ポルトガルに敗れた16年の)痛みはまだ残っている」と語るデシャン監督。監督としては2度目のW杯で、名将の地位を確立できるか。(サンクトペテルブルク 星聡)

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