【決勝プレビュー】快進撃のクロアチアがフランスの壁に挑む

フランス対クロアチア 日本時間16日午前零時

フランスは決勝トーナメントに入ってアルゼンチン、ウルグアイ、そしてベルギーを連破し、手堅く勝ち上がってきた。同じく3試合連続で延長戦を戦い抜き、しかも準決勝からの間隔が1日少ないクロアチアよりは、コンディションは良いはずだ。

19歳のFWエムバペは調子に波があり、ひのき舞台で大きな期待に応えることができるか。攻撃を操るのはFWグリーズマン。自在に動いてスペースを突き、広い視野で局面を一気に変える。長身DFのバラン、ウンティティが空中戦に威力を発揮するセットプレーからも得点を狙える。守りではクロアチアのサイドチェンジにしっかり対応する必要がありそうだ。デシャン監督は試合前日の記者会見で「最も大切なのは冷静さ、自信、集中力」と気を引き締めた。

一方、驚異の体力と精神力で史上初のワールドカップ(W杯)決勝までたどり着いたクロアチアは、挑戦者の立場だろう。だが、相手が少しでも隙を見せれば、つけ入るしたたかさがあり、フランスが攻めあぐむようだと勝機が膨らむ。守備の堅いフランスに対し、マンジュキッチ、ペリシッチ、レビッチのFW陣はポジションチェンジで揺さぶりをかける。さらに、クロスが正確な右サイドバックのDFブルサリコをいかに相手陣内深くに送り込めるかも大切となる。

決勝戦で特に注目したいのは、攻撃を操るフランスのグリーズマンとクロアチアのMFモドリッチだ。共に広い視野の持ち主で、ビッグチャンスにつながる機転の利いたパスが出せる。球を受けるポジショニングなど、両選手の頭脳戦が勝敗の分かれ目になるかもしれない。

国際サッカー連盟(FIFA)によれば、過去の対戦成績はフランスが3勝2分けと無敗。W杯でフランスが地元で優勝した1998年大会準決勝で2-1と勝っている。クロアチアのダリッチ監督は「統計や記録は破るためにある。試合を楽しみ、そして勝つ」と自信をのぞかせた。(ライター・石川聡)

 

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