ハリル氏「監督継続」から一転~また途中解任

サッカー日本代表のハリルホジッチ監督(65)が9日、解任されることになった。6月14日開幕のワールドカップ(W杯)ロシア大会まで2か月あまりというタイミング。2015年2月、スペインでの八百長疑惑でアギーレ前監督を解任したのに続く監督交代という混迷の中で、日本サッカー協会の西野朗・技術委員長がバトンを受け継ぐ。

3月のベルギー遠征では、W杯に出場しないマリとウクライナに1分け1敗。西野委員長は当時、「継続して考えたい」と、ハリルホジッチ監督体制でW杯に臨む方針を示していた。

遠征で西野委員長は、ハリルホジッチ監督の練習指導法や采配などを評価する一方、選手らと面談を重ね、個々の意見なども聞いていた。巧みな用兵で試合ごとに戦術を変えてW杯出場権をつかんだ監督ではあったが、辛辣(しんらつ)な物言いや独断ぶりがチーム内に摩擦も起こしていた。

西野委員長は、遠征後に田嶋幸三会長に状況を報告し、最終的には両者の間で、解任を決断したとみられる。W杯が目前に迫っている中で戦術を抜本的に変えにくい事情に加え、チーム状況を把握している継続性を重視して、西野委員長がチームを率いるとの結論になったようだ。

 

◇バヒド・ハリルホジッチ(Vahid Halilhodzic) ボスニア・ヘルツェゴビナ出身。旧ユーゴスラビア代表FWで、1982年のW杯スペイン大会に出場。フランス1部リーグで2度、得点王に輝いた。87年に現役を引退した後はフランスを拠点に指導者のキャリアを積み、2008~10年にコートジボワール代表を率いて10年W杯南アフリカ大会の出場権を獲得したほか、14年W杯ブラジル大会でアルジェリアを初の16強に導いた。15年3月から日本代表監督。

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