新指揮官どんな<西野色> 攻守に光る柔軟性

サッカー日本代表の西野朗(あきら)新監督は18日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会に向けた最後の国内合宿のメンバーを発表する。まず30人近くを集め、30日の壮行試合ガーナ戦の後でW杯登録23人を絞り込む方針。ハリルホジッチ前監督が築いた選手層や戦術をベースにしつつ、選手の持ち味を引き出すチーム作りを掲げる。どんな<西野色>が選考に表れるか注目される。

選考とともに、西野監督のチーム作りも注目される。かつて、J1・G大阪を華麗なパスサッカーによる攻撃的なチームに仕立てた印象が強いが、決して理想を追うだけではない。

1996年のアトランタ五輪では守備的に挑んで2勝。2010年W杯当時、大会直前で守備的な戦術に転向した岡田武史監督の決断に「間違っていない。華麗なサッカーが通用しない場面はある」と理解を示したこともあった。格上相手の短期決戦で現実的な策を選ぶ必要性もわきまえており、「(戦術は)色々な選択肢があり、選手も柔軟に対応できるレベルにある」と最近では語っている。

Jクラブ監督時代を知る関係者は「選手をよく観察し、規律に厳しいがピッチでは自由を与える」と評する。「システムは問題ではなく、チームとして戦い方を共有することが大事」と強調する63歳が、短期間でW杯チームをまとめ上げる難題に挑む。(岡田浩幸)

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